附属編になるとかなりマニアックな内容になってしまいますので、ご了承ください。

服を作ることに関しては、1994年以来、ずっと関わってきていますが、デザイン、型紙、素材、附属、縫製とそれぞれ重要なポイントがあります。

その中でも、附属はあまり目立たず気にされることが少ないのですが、実は高級さや服の雰囲気を出すのにとても重要なアイテムです。

釦や裏地、ブランドネームや下げ札など、購入される方が気にしない所に気を遣うデザイナーさんは多くいらっしゃいます。

※素材については先日のブログをご参考下さい。

それでは、附属です。

実は、制服や作業着と呼ばれるものには、あまり附属を使っていません。

(最近はやりの空気ファン付きブルゾンなんかはすごい付属品が付いています)

「なんだそれは!」と思われるかもしれませんが、それでも数少ない附属にこだわりを持っています。

裏地(背裏)朱子組織にドット柄が織り込んである、klugネイビーの裏地

      高級感と上品さがあります。

シャドー気味のドット柄が角度によって見えることで上品さを感じさせます

ポケット用生地:薄手で邪魔にならない強度のあるスレーキ生地。

釦:オリジナルロゴ入りコンビネーション釦

  デザインと色に一目見て惚れ込んで決めましたが、この釦は実は「東京オリンピックの選考時期に日本の代表団が着用していた制服にも使われていた釦です。

  多分、日本で販売されている白衣ではトップ10に入る品質の釦です。

内側の円と外側の材質がコンビネーションになっています1

  (本当はトップ5と言いたいところですが、全ての白衣を見たわけでは無いので控えめに)

芯地:耐洗濯性があり、保形性が維持できる芯地

糸:光沢感のあるフィラメント糸

ブランドネーム:筆記体のブランドロゴが綺麗に浮き上がる、細番手の糸を使ったネームと

        耐洗濯性のある記名用のネームの2種類

下げ札:購入後捨てられてしまうと思うのですが、通常の4~5倍の厚みがあり、ブランドロゴを箔押ししてあるこだわったブランド下げ札。

ひとつひとつの付属を吟味して決めております。

是非お試しください!

当社では、白衣用の生地として、2種類のオリジナル素材を使っています。

どちらも医薬品メーカーの素材部門の方との共同開発したオリジナル素材です。

【レギュラー素材】

 ご存知の通りのクレンゼ加工!

E-takを生地に固着加工させた抗ウイルス素材です。

 2014年に素材開発を始めるにあたり、2種類の加工をするつもりで

 進めていました。

 ①細菌やウイルスを防ぐ『抗菌・抗ウイルス加工』

  現場では、様々な細菌やウイルスに触れる機会が多いので

 それらから医師を守る役目を果たしたいという思い。

 ②汚れを付着しにくくする『防汚加工』

  血液や薬品など真っ白な白衣に付着しにくくしたいという思い。

この2つの思いを達成するために加工現場とも打ち合わせを繰り返しましたが、この2つの加工は相反する性質があります。

抗菌・抗ウイルス加工は薬品を糸の内部に浸透させ、固着させなくてはなりません。

白衣の表面に付いた最近やウイルスにこの成分が触れることで、不活化させる効果が発揮できます。

一方で『防汚加工』は糸の表面をコーティングすることで、汚れが繊維の中に浸透するのを防ぎ、付着した汚れも内部まで浸透しない為、落としやすくなります。

糸の太さや厚み、色、風合いは決まったのですが、最終加工はどちらを取るかの2拓になり、迷いに迷った結果、『抗菌・抗ウイルスのクレンゼ加工』に決めました。

やはり少しでも現場の医師の力になれたらよいとの思いを優先させました。

【夏用素材】

 通気性の良い組織に替え、且つ汗のにおいや抗菌性が高く、持続性のある加工をしております。これも、群馬県の特許加工や大阪の整理加工業者の開発した加工を吟味し試作した結果、決めたスーパー加工素材です。

ここまでの効果を兼ね備えた加工はなかなかありません。

実はこの加工は、某SPAブランドのタオルも使われている加工です。

このタオルも防臭性が非常に高く、汗のにおいや生乾きのにおい(細菌の増殖)を押さえる効果が高いです。

私も実際に使用していますが、風合いも良く他のタオルに比べると、嫌なにおいが全くしません。(知りたい方はお問い合わせください!)

現在、自社オリジナル第3弾の素材開発を進めていますが、次回の素材は、防シワや耐久性にこだわった素材が出来上がる予定です。(抗菌・抗ウイルスはもちろん加工予定です。)

楽しみにしてください。

※出来るだけ分かり易く書こうと思いましたが、読みにくい話になってしまったかもしれませんね<m(__)m>