klugのシンプルながらも美しいシルエットに彩りを添えるのが、ラペルに施される職人による穴かがりです。
職人のいわば技術とプライドの結晶を衿元に施す事で、医療に従事される皆様の励みになれればという思いが込められています。
職人と機械の比較
ご覧いただくと、右の機械で行なうボタンホールとはまるで異なっていることに気が付かれると思います。
左が職人による穴かがりですが、その特徴は独特の立体感です。これは和紙で作った芯糸(元結)に蠟引きした絹糸を丁寧に巻付けていくことで生まれます。
この技術は腕利きのテーラー職人の証でしたが、今では稀少となりました。
元結の芯に和紙を使うことにもあるように、これは日本固有の職人技術で、「元結(もっとい)」入り穴かがりと呼ばれています。ボタンホールの芯地に和紙を用いて、その周りを手で一針一針かがって行くという高い技術力が求められるものです。
穴かがりが出来るまで
1. 元結(もっとい)という髪結いに使われてきた紙縒(紙を細く切り裂いた物を合わせて紐にしたもの)に、
穴糸を巻き付け、穴芯を作成する。
2. 元結穴芯の周りを、一針一針ずつ絹糸でかがって行く。
ここが職人技!
絹糸の滑りをよくするために、
糸は蠟引きして使っている。
3. 内側に芯が落ちないように気をつけながら、丁寧に仕上げていきます。
4. 完成!
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